ほんまの話
合奏の薦め
 実力がある人は、なんでも好きなように弾けていいけど、世の中の大半は、弾けない人と弾けない曲にあふれていてギターを教えていても、弾ける曲を探すのに苦労するのです。
 その点パートにわかれて、ひく合奏はいい。モーッアルトだろうが、ベートーベンだろうがパートに分解してしまえば大丈夫。それに良い音楽に触れるという得がたい経験もできる。独奏だけだと偏るかもしれない作曲家が合奏ですくわれる。
みなさん、おおいに合奏をやりましょう。
 高音不足に悩む人はアリアのぺぺにフロロカーボンの釣り糸の細いのを張って、オクターブ上のギターをつくることをお勧めします。
 それでも物足りなければ、お金はかかるけど、合奏要ギターを導入すればよいでしょう。合奏用は楽譜を転調して使う習慣があるので、専用の譜面を見ると、めんくらいますが、それは仕方ないでしょう。
とにかく合奏で、救われている人が大勢いるのです。
名人芸の世界ではないんですから。20年もやっているのに、人にいばれる演奏ができないで入るのはさみしいというものです。独奏もやさしく直して弾きましょうよ。
一口に音がいいというが、人によっていい音というのは違っているので、100人いれば100とうりの意見がある。
低音が出てないと不満な人、やわらかい音が好きな人、ベールが何枚もはがれたような音が好きな人。
着物や味覚が違うように、音に対する意見もさまざま。ひとつのスピーカーから出る音がその人の自己満足で
きる音であれば、大成功だ。それで考えるとステレオって高すぎる。洋服もバーゲン品から高級品まであるが、
簡単に買えるあたりが多いし安い。それに引き換え、オーディオはこる人が減っているのに相変わらず本物は
馬鹿高く、普及品はふしぎと全部似たような音で統一されている。
僕の家のスピーカーは20年変わらずタンノイのSRM12Xなのだが、部屋のあちこちを移動してやっと最近気に
入った音でなってくれている。不満はあるがステレオにかけるお金は、100万が上と決めているので、それ以上
出すなら、ヨーロッパに出かけて、生のコンサートホールに行く。ウィーンフィルはやっぱりウィーンで聞くのが一
番だと思う。オーケストラの中には外国公演には行かれないメンバーだっているはずだし、フィルハーモニーホ
ールで聞くウィーンフィルはやはり本物。
どちらにしても道楽の世界だから、お金もかかるが、何もしないでただ家にいて年老いてゆくのはきらいだから
しょうがない。
病気なれしてしまって、自分が病気だと忘れていることも多い。なによよりも周囲の同級生などそれぞれ病気
になり始めていて、僕が目立たなくなっている。
ところが趣味や、考えることは18才のころと何も変わっていない。相変わらずの夢想家である。
もちろん分別とか知恵はついたが、反比例して体が衰えた。その上時間が過ぎるのが早くなった。
チョコレートといっても、なめたものではない。おいしいものは心のそこからおいしい。食べた後の幸せな
浮遊感はなんなのだろう。まさに食の芸術に等しい。フランスの職人が一生をチョコレートにかけるのもわかる。